舞落語とは
落語(桂三輝)× 日本舞踊(孝藤右近)
カナダ人落語家の桂三輝(かつら さんしゃいん)と日本舞踊の孝藤右近(かたふじ うこん)のユニット「舞落語(まいらくご)/MaiRakugo」は、日本の伝統芸能「日本舞踊」と「落語」を融合させた舞台芸術です。シリアスさとユーモアの融合をコンセプトに掲げ、言葉による笑いの芸=「落語」と、身体で魅せる美の芸=「日本舞踊」を現代的にかけあわせることで、日本文化の多層性と奥深さを体感できる舞台を生み出します。
インバウンド旅行者や国際的な観客に向けて、「本物」の日本文化を提供すると同時に、伝統芸能の持つ普遍的な魅力を、次世代へと受け継いでいくことを目指しています。 世界でもまだ限られた表現者にしか創り上げることができない、極めて希少なステージアートです。

落語
落語は、話し手が身振り手振りを交えながら、一人で何役もの人物を演じ、物語を聞かせる日本の伝統芸能です。師匠から弟子へと受け継がれ、現代まで親しまれてきました。
物語の前には「まくら」と呼ばれる導入があり、噺家が自分の経験や身近な話題などを自由に語ります。観客の笑いを誘いながら、本編へとつなげていくもので、スタンドアップコメディに似た一面もあります。
落語が描くのは、笑いだけではありません。人間の失敗や見栄、人情、思いやりなど、誰もが共感できる日常の姿を通して、人間のおかしさや温かさを伝えます。

日本舞踊
日本舞踊は、江戸時代に発展した日本の伝統芸能です。能や歌舞伎などの影響を受けながら、日本人の暮らしや文化の中で独自の表現を磨いてきました。
日本舞踊の特徴は、歌や音楽に合わせ、身振りや目線、手の動きなどを通して、人物の感情や物語を表現することです。大きく動くだけでなく、わずかな所作や静かな動きにも意味があり、言葉を使わずに情景や心情を伝えます。
その表現を支えているのが、長い修練によって身につける「型」です。動きの一つひとつに日本独自の美意識が息づいています。
舞落語は、英語落語の語りに日本舞踊の舞を加えることで、言葉と舞の両方から物語を楽しめる、新しい舞台表現です。
演者

桂三輝
桂三輝はカナダ・トロント出身の落語家で、上方落語界初の外国人噺家です。トロント大学で古典演劇を学び、1999年に日本の伝統芸能に魅了されて来日。2008年に六代桂文枝に弟子入りし、翌年「桂三輝」の名を受けました。英語・フランス語を駆使し、ブロードウェイやロンドンでのロングラン公演を成功させるなど、世界各地で落語を披露。日本文化の魅力を国際的に発信し続けています。

孝藤右近
孝藤右近は、約100年続く孝藤流二代目であり、剣舞右近流家元、浅草右近屋座長、東京大学非常勤講師として日本舞踊を指導。東京150年祭や善通寺1200年祭などで舞を奉納し、ブロードウェイやフジロックなど国内外でも活躍。YouTubeで1億再生を超える盆踊り動画の振付やアニソン盆踊りイベント、JICAとの世界盆踊りプロジェクトなどを手がけ、新たな盆踊り文化を切り拓いている。





